元ストリートキッズの少年が活躍する傑作シリーズ!
傷付けば傷付くほど減らず口をたたく主人公ニ−ル・ケアリ−。
そして彼をこの世界に引き入れた、父さんことグレアム。
そのふたりの疑似親子関係が、
ユーモラスで切なく、読んでいてなんとも言えない気持ちになります。
そして、どうしてもはずせないのが東江一紀氏の名訳。
東江さん以外ではこの作品は考えられないです!
このシリーズは5作で完結していて、もう随分のあいだ次巻を
待っているんですが、東江さんが忙しいのならしょうがないと割り切っています。
いつかニ−ルが、静かに本に囲まれて生活できることを祈っています。
そしてたまに、父さんと野球でも見に行くような幸せな日がくれば・・・