ニ−ル・ケアリー・シリーズ/ドン・ウィンズロウ作/東江一紀訳

元ストリートキッズの少年が活躍する傑作シリーズ!

傷付けば傷付くほど減らず口をたたく主人公ニ−ル・ケアリ−。

そして彼をこの世界に引き入れた、父さんことグレアム。

そのふたりの疑似親子関係が、

ユーモラスで切なく、読んでいてなんとも言えない気持ちになります。

そして、どうしてもはずせないのが東江一紀氏の名訳。

東江さん以外ではこの作品は考えられないです!

このシリーズは5作で完結していて、もう随分のあいだ次巻を

待っているんですが、東江さんが忙しいのならしょうがないと割り切っています。

いつかニ−ルが、静かに本に囲まれて生活できることを祈っています。

そしてたまに、父さんと野球でも見に行くような幸せな日がくれば・・・