『セントメリーのリボン』にも登場した
竜門卓の連作短編集『猟犬探偵』の第一話です。
これは大人の童話ですね。
この人は自他共に認める不良老人で、発ガンされてから作品をかきはじめたんですよね。
そしてどの作品にも含羞のある優しさがあって好きです。
特に『トカチン、カラチン』をはじめて読んだときの感動が忘れられません。
物語は少年とトナカイの逃避行です。それだけでもう涙腺はゆるゆるですよ・・・
『セントメリーのリボン』とともに最高のクリスマス・ストーリーです。